implantインプラント

インプラントとは

インプラントとは、歯のないところに人工の歯根を埋め込むことにより、周りの健康な歯をいじることなく、ご自分の歯に近い感覚でお食事をすることが出来るようになります。

正しいブラッシングと定期的なメンテナンスで半永久的に維持することができ、違和感がなく、審美性も良いので、歯を失ってしまった方には、オススメの治療法です。

インプラント

当院のインプラント治療は4Sコンセプト【Shot:短時間】、【Simple:シンプル】、【Small:最小限】、【Safe:安全】をもとに、(※)抜歯即時埋入インプラントを主に行っております。
これにより、従来の治療期間を大幅に短縮し、最短2ヶ月で治療が完了します。
(※)残った歯根を抜いたその日にインプラントを埋め込み、安定性がよければ当日に仮歯が入り噛めるようになります。

なお、より正確に・安全にインプラント手術を行うために、当院ではインプラントシュミレーションソフトを導入しております。
インプラントを正確な位置で埋入できるよう、事前に口腔内のCT撮影のデータをもとに診断を行い、シュミレーションソフトでインプラント体の埋入位置や角度、深さなどを決定していきます。
コンピューターで設計しているため、精度は高く手術中のトラブルを防ぐこともでき、患者さんの負担を軽減することができます。

インプラントシュミレーションソフト

◎当院で使用しているインプラント

  • ノーベルバイオケア  https://www.nobelbiocare.com/ja-jp
    ノーベルバイオケア社は、1965年にスウェーデンのブローネマルク博士が発見した、骨に結合する歯科用インプラントを世界で初めて製品展開したメーカーです。
    スイスのチューリッヒに本社をおき、生産は米国、スウェーデンにある2か所の施設で行っており、製品およびサービスは、80か国以上で利用されています。
ノーベルバイオケア
ノーベルバイオケア

◎従来の治療の場合

歯が1本抜けた場合 歯が数本抜けた場合 歯が全部抜けた場合
歯が1本抜けた場合
周りの健康な歯を削ってブリッジにします。
歯が数本抜けた場合
入れ歯を固定するための針金が、見た目にも機能的にも不快です。
歯が全部抜けた場合
入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って痛かったりします。

◎インプラントの場合

歯が1本抜けた場合 歯が数本抜けた場合 歯が全部抜けた場合
歯が1本抜けた場合
健康な歯をまったく削ることなく、歯のない部分にインプラントを入れます。
歯が数本抜けた場合
針金付きの入れ歯ではなく、歯の無い部分に適切な数のインプラントを入れ、固定式の人工歯を取り付けます。
歯が全部抜けた場合
数本のインプラントを入れて、入れ歯の固定源となる維持装置を取り付けます。

より安全に治療を行うために

インプラント治療を行う際には、事前に治療する歯の周りの骨の状態を把握することが大切です。
CT画像は、顎の骨の立体的な形態や、神経の位置を把握するほか、骨密度(骨の強度)診査などにも利用されます。
また、治療後にも撮影を行い、インプラントが入る前後の顎の骨の状態を確認することで、確実に固定がなされているか、といった治療経過を診断することができます。
院内ですぐに撮影ができますので、お時間を取らせることはありません。

インプラント

インプラント治療の流れ

  • ① インプラントの埋入する部位のCT撮影を行います。
  • ② 手術当日の術前に抗生物質を服用して頂き、インプラント埋入手術を行います。(抜歯時より、少し多めに麻酔をします。)
    埋入した直後にインプラントの安定性(以下、ISQ値)を測定し、数値に問題がなければ即日に仮歯をお入れ致します。骨が柔らかかった場合など、数値に問題があった場合は、埋入したインプラントにカバーをし歯肉を閉じます。(ISQ値が良くなりましたら、仮歯に置き換えます。)

    インプラント治療の流れ

  • ③ 予後が良ければ、約2ヶ月後にインプラントの型とりをし、被せ物を入れていきます。
  • ④ その後、定期的なメンテナンスにご来院頂き経過観察をしていきます。(まずは1ヶ月後、問題なければ3ヶ月ごとのメンテナンスとなります。)

◎費用について

  • 診断料(CT撮影代含む) 55,000円
  • 埋入手術 1本 280,000円
  • 上部構造(ジルコニア) 1本 110,000円
  • 4年治療延長保証(任意) 11,000円

※難症例の場合は別途追加費用がかかる場合がございます。

〇デンタルローンの取り扱いもございます。詳しくはお問い合わせください。

詳しい金額はこちら


インプラント治療に関する注意事項

インプラントの成功率は100%ではありませんが、外科手術としては比較的安全性が高い治療です。近年インプラント治療の成功率は飛躍的に伸びています。
20年の累積データとして、上顎が90%以上・下顎は95%以上と言われています。これは上顎の骨質が下顎より弱いためです。個人差がございますが、中には40年以上使用している患者さんもいらっしゃいます。治療中のリスクを事前に十分に理解して頂いた上でご自身にあった治療方法を選択してください。

◎歯周病菌への感染リスク

インプラント自体は虫歯にはなりませんが、メンテナンスを怠ってしまうと歯周病(インプラント周囲炎)になってしまう可能性がございます。不十分な歯磨きなどにより、プラーク(歯垢)や歯石がたまりインプラントの周りの歯肉が炎症を起こしてしまう症状のことです。

インプラント周囲炎が進行するとインプラントを支える顎の骨が溶けてしまい、インプラントの安定性が悪くなってしまいます。そうならないためにも、歯科医院での定期的なメンテナンスでお口の中を清潔に保ってください。

◎骨量の確認

埋入したインプラントが抜け落ちてしまったり、術中に骨を突き抜けてしまうケースがあります。この原因は、骨の状態をしっかりと把握せずに手術をしてしまい、骨密度や骨量などが不足していた場合に起きる可能性があります。骨の状態は切開しなければ分からないのではなく、レントゲン撮影(CT撮影)などで確認ができ、3次元の画像で骨密度や骨の高さ、厚みまである程度正確に把握することが可能です。当院では、術前にCT撮影インプラントシュミレーターによる事前診断を行っております。

◎インプラントと骨がうまく結合しないリスク

インプラントが骨と結合するには個人差がありますが、1ヶ月~4ヶ月かかります。その間に硬い物を噛んだり、大きな力がかかったり(舌で押すなど)、細菌感染などによりインプラントがうまく骨に結合しない場合もございます。また、骨粗鬆症の方、糖尿病の方、喫煙する方、心臓病の方などは手術ができない場合や、インプラントがうまく結合しないリスクが高くなってしまいます。飲んでいるお薬がある方は、事前にご相談ください。